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市販薬でも飲みすぎると危険!連用・重複服用のリスク

2026-03-27

免責事項: この記事は一般的な情報提供を目的としています。医療上のアドバイスではありません。症状が続く場合や薬の使用に疑問がある場合は、医師・薬剤師にご相談ください。

「市販薬だから大丈夫」——そう思っていませんか?薬局で処方箋なしに買える薬は確かに比較的安全に設計されていますが、「使い方を守れば」という前提がついています。今回は、市販薬にまつわる意外と知られていないリスクをご紹介します。

ロキソニン(ロキソプロフェン)の連用リスク

痛み止めとして人気の高いロキソプロフェン(ロキソニンSなど)ですが、添付文書には「5日以上続けて服用しないでください」と明記されています。

なぜかというと、長期連用によって:

  • 胃腸障害: 胃の粘膜を保護するプロスタグランジンの産生が抑えられ、胃痛・胃潰瘍のリスクが上がります
  • 腎機能への影響: 腎臓の血流を調節するプロスタグランジンにも影響し、腎機能が低下することがあります

開発者は、歯が痛すぎてロキソニンを連用していたらなぜか強烈な食欲不振、そして別の薬がきっかけで吐き気・嘔吐で非常に苦しい思いをしました

この別の薬がきっかけで気づけたのですが、もし気づかずに飲み続けてたら・・・とっても怖いなと改めて思いました

「ちょっと腰が痛いから毎日飲んでいる」という方は、一度立ち止まって医師や薬剤師に相談してみてください。

薬物乱用頭痛(MOH)— 頭痛薬の飲みすぎで頭痛が悪化する

これは多くの方が知らない、でも非常に重要なリスクです。

頭痛がひどいときに市販の鎮痛薬を飲むことは自然なことです。しかし、月に10〜15日以上、頭痛薬を飲み続けると、薬そのものが頭痛を引き起こす「薬物乱用頭痛(MOH: Medication Overuse Headache)」になることがあります。

「頭痛薬を飲んでも頭痛が治らない」「朝起きると頭が痛い」という方は、MOHの可能性を医師に相談してみることをおすすめします。

風邪薬の重複服用——同じ成分が入っている

風邪をひいたとき、複数の市販薬を「念のため」と組み合わせることがあるかもしれません。しかし、多くの総合感冒薬にはアセトアミノフェンが含まれており、解熱鎮痛剤と風邪薬を同時に飲むと知らず知らずのうちにアセトアミノフェンを過量に摂取してしまうことがあります。

アセトアミノフェンの過剰摂取は肝臓への負担が大きく、深刻な影響をもたらすことがあります。市販薬を複数使うときは、必ず成分表示を確認してください。

点鼻薬の連用——薬剤性鼻炎

鼻づまりに使う血管収縮系の点鼻薬も、使いすぎは禁物です。長期間使い続けると鼻粘膜が薬に依存し、薬をやめると余計に鼻がつまる「薬剤性鼻炎(リバウンド現象)」が起きることがあります。

「用法・用量を守る」の本当の意味

添付文書に書かれている用法・用量は、安全性と有効性のバランスを考慮して設定されています。「効かないから多めに飲む」「症状がひどいから頻度を上げる」という判断は、予期せぬリスクにつながることがあります。

ObatLogで市販薬も記録しよう

ObatLogは処方薬だけでなく、市販薬の記録にも使えます。

  • 「今日は何回飲んだっけ?」を防ぐ
  • 1日の上限を設定しておけば、飲みすぎをお知らせ
  • 服用の記録が残るので、医師・薬剤師への相談がスムーズに

市販薬だからといって記録しなくていい理由はありません。むしろ、記録がないと二重服用のリスクが上がります。


市販薬は便利なツールですが、「薬である」ということに変わりはありません。長期間使う場合や、複数の薬を組み合わせる場合は、ぜひ医師や薬剤師に相談してみてください。あなたの体を守れるのは、あなた自身の気づきです。