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高齢者の服薬管理、家族にできるサポートとは

2026-03-27

年を重ねると、飲む薬の種類が増えてくることがあります。「お父さんがまた薬を飲み忘れてた」「薬が多すぎてどれを飲んだかわからなくなる」——そんな悩みを抱えるご家族も多いのではないでしょうか。高齢者の服薬管理には、本人だけでなく家族や周囲のサポートがとても大切です。

高齢者特有の服薬の難しさ

多剤併用(ポリファーマシー)

高齢になると複数の病気を抱えることが増え、それぞれの治療薬を飲む結果、5種類・10種類と薬が増えてしまうことがあります。薬が増えると飲み合わせのリスクが高まったり、副作用が出やすくなったりします。これを「ポリファーマシー」と呼び、医療の現場でも問題視されています。

飲み忘れ・飲み間違い

薬の種類が多いほど、「あれ、今日の朝の薬、飲んだっけ?」という状況が起きやすくなります。また、同じような見た目の薬を間違えて飲んでしまうこともあります。

嚥下(えんげ)の問題

年齢を重ねると、錠剤やカプセルを飲み込みにくくなることがあります。無理に飲もうとして喉に詰まったり、うまく飲めずに吐き出してしまうケースもあります。

家族ができるサポートのコツ

  • 一緒に薬の整理をする: 定期的にかかりつけ医や薬剤師と相談し、本当に必要な薬を見直す機会を持ちましょう
  • 飲む時間を声かけする: 朝食・夕食のタイミングで「薬は飲んだ?」と一言声をかけるだけで飲み忘れが減ります
  • 見える場所に置く: 薬を食卓の目立つ場所に置くだけで、飲み忘れ防止につながります

一包化・お薬カレンダーの活用

一包化(いっぽうか)

複数の薬を一回分ずつまとめてパックにしてもらうサービスです。「朝・昼・夕」と印字してあるので、飲み間違いや飲み忘れを大幅に減らせます。かかりつけ薬局に相談してみてください。

お薬カレンダー

壁掛けタイプの薬カレンダーに、1週間分の薬をセットしておく方法です。「今日の薬がまだ残っている」「もう飲んでいる」が一目でわかります。100円ショップでも購入できます。

ObatLogで家族と一緒に確認する

ObatLogはスマートフォンから手軽に服薬記録をつけられます。高齢の親御さんが記録をつけ、それを離れて暮らすお子さんがアプリで確認する、というような使い方ができます。「今日はちゃんと飲めたかな」と電話で確認する手間を減らせます。

かかりつけ薬剤師に頼る

薬のことで困ったら、かかりつけ薬剤師に相談するのが一番の近道です。薬の管理方法のアドバイスから、嚥下しやすい剤形への変更の相談まで、幅広く対応してもらえます。

薬の変更・中止は必ず医師や薬剤師にご相談ください。 自己判断での服薬中止は症状を悪化させる可能性があります。


服薬管理は本人だけの問題ではありません。家族みんなで支え合いながら、無理のない方法を一つずつ取り入れてみましょう。